目次

  1. 三椏(みつまた)とは
  2. 品種
  3. 学名
  4. 英名
  5. 科目・属名
  6. 園芸分類
  7. 樹高
  8. 名前の由来
  9. 開花時期
  10. 花言葉
  11. 誕生花
  12. 特性
  13. 主な栽培地
  14. 原産国
  15. 漢名
  16. 毒性

三椏(みつまた)とは

ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木。
中国中南部・ヒマラヤ地方が原産地とされ、冬になれば葉を落とし、春には白や黄色の花を付けます。

枝が3つに分かれることから名付けられ、樹皮の繊維は和紙や紙幣の原料としても用いられます。

群生地では、一つひとつの小さな花が30個ほど集まり半球型に咲き誇る様子が幻想的で、SNSでも話題になりました。「#ミツマタ」 のタグは、2.9万件を超える投稿がされています。

品種

みつまた

黄色や白の花を付ける。

あかばなみつまた もしくは べにばなみつまた

ミツマタの赤花種。性質は変わらない。

学名

Edgeworthia chrysantha
Edgeworthia(エッジワーシア)は、19世紀イギリスの植物学者「Edgeworth 夫妻」の名前にちなんでいます。種小名のクリサンサはクリソス(黄金色の)とアンサス(花)からなり、花色に由来します。

英名

Oriental paperbush

科目・属名

ジンチョウゲ科ミツマタ属

園芸分類

庭木・花木・落葉

樹高

2ⅿ程度

名前の由来

1本の枝から3本の枝が分かれる様子から名付けられました。どこまで伸びても必ず3つに分かれます。

駿河、伊豆地方の方言が発祥のようです。
三河地方のじゅずぷさ、伊勢地方のみつえだ、中国、四国地方のみつまたやなぎ、あるいは、むすびき、高知ではやなぎ又はりんちょうなど、様々な呼び名で呼ばれていました。

開花時期

3月~4月。
葉が出る前、三つに分かれた枝先から下向きに花を付けます。

花には花弁がなく、筒状に発達したがくの先端が4つにさけ、内側が黄色く色づき反り返ることで花弁のように見えています。
香りは優しく、果実は緑色のまま熟すのが特徴です。

花言葉

さまざまな花言葉があります。

  • 肉親の絆
  • 永遠の愛
  • 強靭
  • 意外な思い
  • 壮健

誕生花

3月20日

披針形

特性

樹皮には強い繊維があり、和紙の原料に。
しわになりにくく、また虫害の被害も受けにくいため、1万円札などの紙幣や証紙など重要な書類に使われています。

主な栽培地

関東地方より西での栽培が多く、中国地方や四国地方が特に盛んです。生産量第一位は岡山県です。

原産国

中国中南部、ヒマラヤ地方。

江戸時代初期に渡来したと言われていますが、万葉集の「さきくさ」の名で歌われているのがミツマタである、との説もあります。そのため、渡来時期が万葉時代以前なのか江戸時代なのかは確定していません。

漢名

黄瑞香

毒性

樹液が皮膚に着くと皮膚炎を起こす事があります。誤飲などにより、胃の炎症、腹痛、血便などを起こす可能性があります。