お部屋に飾る植物として、近年人気が高まっている枝もの。花とは一味違う、素朴ながらも洗練された存在感は、私たちに癒しと潤いを与えてくれます。

しかし、「どうすれば枝ものがおしゃれに見えるのか」「長持ちさせるためにはどうすれば良いのか」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、そんな枝ものの魅力を最大限に引き出し長く楽しむための生け方のコツを詳しく解説します。美しく飾るポイントお手入れ方法なども紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

  1. 枝ものの生け方が重要な理由
  2. 枝ものの基本的な生け方
  3. 枝ものを美しく飾るコツ
  4. 枝ものを長持ちさせるお手入れ方法
  5. ドライの枝ものもおすすめ
  6. ドライの枝ものならTSUKIGIみつまた
  7. 枝もので空間を豊かに彩ろう

枝ものの生け方が重要な理由

枝ものは無造作に飾っていてもサマになると思われがちですが、より美しく長持ちさせるためには生け方が重要です。枝ものの生け方が重要な理由は、主に以下の3点です。

  • 見栄えを美しくするため
  • 長持ちさせるため
  • 安全に飾るため

見栄えを美しくするため

枝ものの生け方は、その美しさを最大限に引き出し空間全体の印象を大きく左右します。ただ花瓶に挿すだけでは、枝本来のしなやかな曲線や力強い枝ぶり、葉の持つ生命感が十分に表現されません。

枝の剪定配置器とのバランスを考慮することで、空間に奥行きや動きが生まれ、洗練された雰囲気を作り出すことが可能です。適切な生け方は、枝ものを単なる飾り物ではなく、アート作品のように見せるための重要な要素となります。

長持ちさせるため

枝ものを長く楽しむためには適切な生け方が欠かせません

特に、花瓶に入れる前の「水揚げ」は非常に重要です。切り口の処理が不十分だと、水が吸い上げられずに枝が早く枯れてしまいます。また、水に浸かる部分の葉を取り除いたりこまめな水換えを行ったりすることも、雑菌の繁殖を防ぎ、枝ものが新鮮な状態を保つために不可欠です。

これらの手間をかけることで、枝ものの寿命を延ばし、より長くその美しさを堪能できます。

安全に飾るため

枝ものの生け方は、安全性を確保し、その後の管理を容易にする上でも重要です。不安定な生け方では、枝ものが倒れてしまったり、器を破損させたりするリスクがあります。

また、枝が広がりすぎると通行の妨げになったり、他のものに当たって傷つけたりすることもあるでしょう。適切な剪定と配置により、枝ものの安定性を高めるとともに、掃除や水換えなどの日常的なお手入れがしやすくなり、より快適に枝もののある暮らしを楽しむことができます。

枝ものの基本的な生け方

枝ものを美しく長持ちさせるための基本的な生け方は、以下の通りです。

  1. 適切な花瓶を選定する
  2. 高さを調整する
  3. 水揚げをする
  4. 花瓶に水を注いで飾る

1.適切な花瓶を選定する

枝ものを飾る際、まず重要なのが花瓶選びです。枝の長さやボリュームに見合った安定感のある花瓶を選びましょう。

例えば、背の高い枝ものにはある程度の重さがあり、口が狭く安定した花瓶が適しています。逆に、枝が大きく広がるタイプなら、口が広く重心の低い花瓶が良いでしょう。

花瓶の素材もガラス、陶器、金属など様々です。枝ものの持つ自然な美しさを引き立てるだけでなく、飾る場所のインテリアテイストに合うものを選ぶことで、より体感のあるおしゃれな空間を演出できます。

2.高さを調整する

花瓶に生ける前に、枝もののさを適切に調整することが美しく見せるカギです。一般的に、花瓶の高さの1.5倍から2倍程度の長さがバランスが良いとされていますが、これはあくまで目安です。

枝の個性や飾りたい場所に合わせて、大胆に長く見せるあえて短くして重心を下げるなど、自由な発想で調整しましょう。不要な葉水に浸かってしまう部分の葉は取り除きます

これによって、枝ものが持つ本来の姿を最大限に引き出し空間に心地よい抜け感と奥行きを与えることができます。

3.水揚げをする

枝ものを長持ちさせるために最も重要なのが水揚げです。購入したら、花瓶に入れる前に必ず行いましょう

まず、清潔な剪定ハサミを使い、水中で枝の切り口を斜めにカットします。これにより切り口の断面積が広がり空気が入るのを防いで水の吸い上げを良くします。硬い枝の場合は、切り口を十字に割ったり、木槌で軽く叩いて繊維をほぐす「叩き」という方法も有効です。

もし水揚げしても、枝先や葉にハリが出てこなければ、湯揚げをしてあげましょう。70~80℃程度の熱湯に切り口を浸すことで、枝内の空気を取り除いて水を吸収しやすくなります。

このひと手間で枝ものがしっかりと水を吸い上げ長く生き生きとした状態を保つことができます。

4.花瓶に水を注いで飾る

水揚げが完了したら、いよいよ花瓶に生けて飾ります。花瓶には清潔な水をたっぷりと注ぎましょう。水の量は枝がしっかり浸かる程度で、多すぎても少なすぎてもいけません。

水に浸かる部分の葉は腐敗の原因となるため、必ず取り除いてください。枝の美しいカーブや広がりを意識しながら、バランス良く配置します。最後に、直射日光が当たらずエアコンの風が直接当たらない風通しの良い涼しい場所に飾りましょう。

枝ものを美しく飾るコツ

枝ものを美しく飾り、空間をおしゃれに演出するためには、以下のコツを押さえておきましょう。

  • 器と枝の高さのバランスを意識する
  • 枝の曲線美と空間を活かす
  • 飾る場所との調和を考える

器と枝の高さのバランスを意識する

枝ものを美しく飾るには、まず器と枝のバランスが非常に重要です。一般的に、枝の長さが花瓶の高さの1.5倍から2倍程度が「黄金比」とされ、安定感と視覚的な美しさを両立させやすいと言われます。

しかしこれはあくまで目安であり、枝の個性や飾る場所の空間に合わせて、あえて大胆な長さにしたりコンパクトにまとめたりするのも効果的です。大切なのは枝ものと器が互いを引き立て合い全体として調和の取れた美しさを生み出すことです。

このバランスを意識するだけで、プロのような洗練された印象になりますよ。

枝の曲線美と空間を活かす

枝ものの大きな魅力は、その自然が作り出す唯一無二の曲線や枝ぶりにあります。これを最大限に活かすことが、美しく飾るために欠かせないポイントです。

花瓶に挿す際は、枝が持つ本来の動きや広がりを意識し、無理にまとめずに自然体で生けましょう。また、枝と枝の間、そして枝と壁や背景の間に適度な「空間」を作ることも大切です。

空間があることで枝のシルエットが際立ち重たい印象にならず洗練された「抜け感」が生まれます。一本の枝でも、向きや角度を変えるだけで表情が大きく変わるので、様々な角度から眺めてベストな配置を見つけてみてください

飾る場所との調和を考える

枝ものを美しく見せるためには飾る場所との調和も欠かせません

例えば、和室には枝の力強さが際立つドウダンツツジや、実ものを合わせると落ち着いた趣が生まれます。一方、モダンなリビングには、ユーカリのようなシンプルな枝ものが空間をすっきりと見せてくれるでしょう。

また、枝ものを置くことで部屋のフォーカルポイント(視線を集める場所)を作ることも可能です。照明の光が枝に当たり、壁に美しい影を落とすような場所を選ぶのも素敵です。

空間全体の雰囲気や色合い家具とのバランスを考慮することで、枝ものがインテリアの一部として溶け込みより魅力的な空間を演出することが可能となります。

枝ものを長持ちさせるお手入れ方法

枝ものの美しい状態を保ち、長く楽しむためには日頃から以下のお手入れをしましょう。

  • 適切な場所に飾る
  • こまめに水を交換する
  • 適度に剪定する
  • 葉水をする

適切な場所に飾る

枝ものの美しさを保つためには飾る場所の環境も重要です。直射日光が当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう

強い日差しや乾燥した風は、枝ものから水分を奪い、早くしおれてしまう原因になります。理想は直射日光の当たらない風通しの良い涼しい場所です。

また、暖房器具の近くも避け急激な温度変化が少ない場所に置くことで、枝ものへの負担を減らし長持ちさせるとができます。

こまめに水を交換する

枝ものを美しく長く楽しむための重要なお手入れの一つがこまめな水換えです。花瓶の水は2~3日に1回を目安に全て交換しましょう。

水が濁ったり花瓶の底にぬめりを感じたら、それは雑菌が繁殖している証拠です。雑菌は枝の切り口から入り込み、水を吸い上げる導管を詰まらせてしまうため、枝ものが早く枯れる原因となります。

水換えの際は、花瓶の内側もスポンジなどで優しく洗い清潔に保つこと長持ちの秘訣です。

適度に剪定する

枝ものを長く美しく保つためには、適度な剪定も大切なお手入れです。

まず、水に浸かる部分の葉や小枝はすべて取り除きましょう。これらは水中で腐敗し、雑菌の繁殖を促す原因となります。また、全体的なバランスを見て、混み合った部分や傷んだ葉、枯れてきた枝があれば、思い切って剪定してください

葉が多いと蒸散が活発になり、枝ものへの負担が増すため、適度に間引くことで水の吸い上げを助けより長く新鮮な状態を保つことができます。

葉水をする

枝ものを長く美しく保つためには、葉水有効なお手入れ方法です。特に乾燥しやすい室内では葉から水分が蒸発しやすく、葉が傷んだりしおれたりする原因になります。定期的に、霧吹きで葉の表面に水を吹きかけてあげましょう

これにより、葉からの水分の蒸散を抑え湿度を保ち枝もの全体のみずみずしさを保つことができます。ただし、花に直接水がかかると傷む場合があるので注意し、葉に水が長時間残りすぎないよう、風通しの良い場所で行うとカビの発生を防ぐことが可能です。

ドライの枝ものもおすすめ

生花の枝ものも素敵ですが、実はドライの枝ものもインテリアに新たな魅力を加えてくれるおすすめの選択肢です。ドライの枝ものには、主に以下の魅力があります。

  • 長期間楽しめる
  • 手入れの手間がかからない
  • 多様なアレンジができる

ドライの枝ものは、生花のように枯れてしまう心配がありません。そのため半永久的に飾っておくことができ季節を問わず美しい状態を保ちますこまめな水換えや剪定、葉水といった手入れも不要です。

さらに生花にはない独特の質感と色合いをもっており、花瓶に挿すだけでなく壁に吊るしたりリースにしたりなど、アレンジの幅も大きく広がります

ドライの枝ものならTSUKIGIみつまた

ドライの枝ものをお探しの方には、「TSUKIGIみつまた」がおすすめです。独特のY字に分かれた枝ぶりが特徴で、シンプルながらも空間にアーティスティックな存在感を与えてくれます。

水やりなどの手入れが一切不要なため、忙しい方でも気軽にインテリアに取り入れられます。

ナチュラルな色合いはどんな空間にも馴染みやすく一本飾るだけで洗練された雰囲気を演出複数の枝を組み合わせたり他のドライフラワーと合わせたりと、アレンジの幅も広い長く楽しめるドライ枝ものです。

手入れの手間いらず

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枝もので空間を豊かに彩ろう

枝ものは無造作に飾るだけでも素敵ですが、り美しく飾るためには生け方が重要です。水揚げ適切な花瓶選び枝の曲線を生かした配置で、枝ものは空間を彩るアートになります。また、水換え剪定葉水長く美しい状態を保てます

生花の枝ものだけでなく、お手入れ不要なドライの枝ものもおすすめです。特にTSUKIGIみつまたは、ックな雰囲気で空間に新たな表情をもたらします。ぜひあなたらしい枝ものの楽しみ方を見つけ空間を豊かに彩りましょう

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