今やインテリア業界において世界的な人気ジャンルとなったジャパンディ

日本と北欧のインテリアテイストを融合させたジャパンディは、両ジャンルの上質な風合いが相乗効果を生みワンランク上のおしゃれを楽しめるということで、インテリアデザイナーからSNSのインフルエンサーまで多くの人が取り入れているスタイルとなっています。

ただしジャパンディに限ることではありませんが、インテリアにおいて配色を意識することは、そのジャンルの魅力をさらに引き出し高めることができるため、非常に重要です。

今回はジャパンディの魅力をさらに引き出すための配色について解説していきます。

目次

  1. 大注目のインテリアスタイル「ジャパンディ」
  2. ジャパンディの魅力を引き出すおすすめの配色
  3. ジャパンディの配色で注意すること
  4. ジャパンディに合うおすすめアイテム
  5. 配色を意識してジャパンディを楽しもう!

大注目のインテリアスタイル「ジャパンディ」

ジャパンディは、インテリアにおける日本のスタイル(Japan)と北欧のスタイル(Scandinavian)の2つを融合させたインテリアジャンルです。名前の由来も、2つのスタイルを組み合わせた造語となっています。

ジャパンディが注目され始めたのは、2020年頃です。

それ以前からも北欧風のインテリアや和のテイストを取り入れたインテリアは人気のスタイルとして存在していましたが、2つに共通する点として「洗練されたデザイン性」と「落ち着きのあるリラックス感」があり、両者の相性が非常に良いということに注目が集まり、インテリアジャンル「ジャパンディ」が確立されました。

ロジカルに計算された美しさと人の感性を刺激する美しさ。この2つが合わさり、他にはない唯一無二のインテリアスタイルを楽しめるということで、今では人気のインテリアジャンルの代表格として多くの人から認知されています。

ジャパンディの魅力を引き出すおすすめの配色

ジャパンディをお部屋に取り入れる上で大切なポイントはいくつかありますが、今回はその中でも“配色”について解説していきます。

アイテム選びやアイテムの配置はもちろんとても大切です。ただ、配色を間違えるとインテリアの雰囲気やジャンルそのものがガラッと変わってしまうので、注意が必要です。

逆に配色をしっかりと意識し、適切な色の組み合わせと個性を表現する差し色を上手く活用することで、通常のジャパンディをさらに魅力的なインテリアスタイルへとレベルアップさせることも可能です。

下記でご紹介することをぜひ意識してみてください。

軸となるニュートラルカラー(無彩色)

ジャパンディの基本となるカラーは「ニュートラルカラー」です。無彩色ともいいます。

ニュートラルカラーは、そしてといった色味を持たないカラーのことを指します。白と黒を合わせてできるグレーもニュートラルカラーです。

ジャパンディを構成する和と北欧の2つのジャンルのうち、和において大切にされている考え方の中に「詫び寂び(わびさび)」というものがあります。味気のない風合いの中にも美を見出すという考え方です。

この考え方に則り、ジャパンディの配色はニュートラルカラーが軸となります。

アースカラーを使ってジャパンディを深く楽しむ

名前の通り地球上の自然を連想させるカラーのことを「アースカラー」といいます。ただし、ビビットカラーのような鮮やかな黄色や緑色は含まないので注意してください。

ニュートラルカラーだけだとシンプルになりすぎてしまい、ジャパンディの魅力を十分に楽しむことができません。しかし、アースカラーの淡い色彩を追加することでジャパンディとしての表情が表れ、より風合いを楽しむことができます。

床や壁はニュートラルカラーにして、家具や大きめのアイテムにはアースカラーのものを使えば、ジャパンディとしての配色はばっちりです。

グレイッシュカラーで個性を表現

「アースカラーを取り入れたジャパンディは素敵だけど、もう少し個性を出して楽しみたい!」

そう考える方は、「グレイッシュカラー」を取り入れてみてください。

グレイッシュカラーは、無彩色の要素が含まれないビビッドカラーにグレーを混ぜ合わせた灰色がかった有彩色のことを言います。全体的に淡い印象になるのが特徴です。

アースカラーもグレイッシュカラーのひとつですが、もう少し彩度を持った色味もこのカテゴリーに含まれます。

色で個性を表現したい場合は、グレイッシュカラーを試してみてください。

ジャパンディの配色で注意すること

基本的には上記で紹介した3点にそって配色を意識すればジャパンディの魅力を存分にお楽しみいただけますが、一方で注意しなければいけない点もいくつかあります。

ここでは配色における注意点を2つご紹介します。

ブラックは多用しない

ジャパンディの基本配色であるニュートラルカラーの一つ、ブラックですが、使い過ぎには十分注意してください。

ブラックは色味のないカラーではありますが、主張が強く、飾り方によっては目立ちすぎてしまいます。

ソファやベッドなど、大きめの家具やインテリアアイテムに使用してしまうとアクセントが強くなりすぎてしまい、ジャパンディとしてのバランスが崩れてしまいます。

黒を使用すること自体は問題ありませんが、取り入れる際は小さな小物などにするのがおすすめです。

差し色には植物を使って

先ほどもご紹介した通り、個性を表現する際に無彩色以外の色を使用するのは、ジャパンディにおいても問題はありません。ただ、色を取り入れるとなると少々難易度が上がるので、その点には注意してください。

色を取り入れるときにおすすめなのが、植物です。ジャパンディはナチュラルなテイストが魅力の一つであるため、植物をインテリアとして取り入れても十分馴染みます

観葉植物は鮮やかな緑色が多いですし、お花なら赤や黄色、ピンクなどの色味をインテリアに加えることができます。

ただし、こちらも使い過ぎには気を付けてください。

ジャパンディに合うおすすめアイテム

先ほどご紹介した通り、ジャパンディのインテリアで個性を表現する際には植物を活用するのがとてもおすすめです。

ここでは、ジャパンディのお部屋作りにおすすめなアイテムとして、当サイトで販売している枝物ドライフラワー「TSUKIGIみつまた」をご紹介させていただきます。

TSUKIGIみつまたはミツマタという木の枝を使った枝物インテリアです。

脱色等を一切せず、枝そのもののナチュラルホワイトの色合いを活かして制作していますが、この天然の色味が非常に上品で、お部屋の高級感をアップさせてくれます。

また、上質な染色剤を活用して作り上げる染色TSUKIGIみつまたもジャパンディにはおすすめ。黒色ですがナチュラルな素材のアイテムなのでジャパンディにも馴染みやすく、アクセントとして取り入れるのには最適です。

TSUKIGIみつまたは下記サイトからご購入いただけます。ご興味のある方はぜひ一度ご覧ください。

手入れの手間いらず

純国産インテリア「TSUKIGIみつまた」

配色を意識してジャパンディを楽しもう!

今回は大人気のインテリアジャンル「ジャパンディ」の魅力をさらに引き出して、より楽しむための配色の考え方についてご紹介していきました。

基本的にはシンプルな色味が中心となりますが、個性を表現するための差し色は問題ありませんので、気を付けるポイントを押さえて、自分なりのジャパンディをお楽しみいただけたらと思います。

当サイトでは他にも様々なインテリアジャンルの楽しみ方を解説しています。ぜひ他の記事もご覧ください。

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