「和(Japanese)」と「北欧(Scandinavian)」のテイストが融合したジャパンディは、数年前から多くのインテリアデザイナーやSNSインフルエンサーからの注目を集める、大人気のインテリアスタイルです。

以前の記事では、「配色を意識してジャパンディの魅力をさらに引き出す」というテーマで解説をしましたが、今回は別角度で「植物を使ってよりよく魅せる」方法をご紹介していきます。

天然素材を活用するというのは、ジャパンディを作るうえでとても大切です。本記事ではジャパンディにおすすめな植物の種類や取り入れる際の注意点などを解説していきます。

目次

  1. ジャパンディの魅力を引き出す“植物”
  2. ジャパンディにおすすめな植物
  3. ジャパンディと相性抜群な「TSUKIGIみつまた」
  4. ジャパンディに植物を取り入れる際の注意点
  5. ジャパンディを素敵に魅せる“植物”

ジャパンディの魅力を引き出す“植物”

今回紹介する“植物”は、ジャパンディをより魅力的にみせるインテリアアイテムであるといえます。

ジャパンディを構成する「和」と「北欧」のテイストのうち、北欧インテリアにおいて植物は重要な役割を担っています。

「居心地が良い空間」などの意味を指すヒュッゲという北欧特有の価値観のもと、温かみやナチュラルな印象を加える植物は、多くの北欧インテリアに取り入れられている欠かせないアイテムの一つです。

そんな植物ですが、もちろんジャパンディとの相性も良いです。

プラスチックやポリエステルなどのアイテムは、安価という理由もあり、今やなくてはならない存在となっています。しかし、リラックス感のある部屋を作るならやはり天然素材のアイテム観葉植物のような本物の植物が大切になります。

部屋になくてもジャパンディは成り立ちますが、あることでさらに素敵なお部屋にしてくれる。それがジャパンディにとっての“植物”の役割です。

ジャパンディにおすすめな植物

ジャパンディをより素敵にする植物ですが、どんな種類を飾ってもいいわけではありません。

シンプルで洗練された印象がジャパンディの特徴なので、華やかな見た目の花や鮮やかな南国由来の観葉植物はあまり適していないといえます。

ここでは、ジャパンディのお部屋との相性が良い、おすすめの植物をご紹介します。

シュロチク

細長い葉が特徴的なシュロチクは、「緑の宝石」という別名もあるほど、美しさに定評がある観葉植物です。

葉の形がそれほど主張していないのと、枝や幹が細いためジャパンディの雰囲気を邪魔しません。

トクサ

茎が直立するように真っすぐ上に伸びている植物は、トクサです。竹のような見た目をしており、ジャパンディの和のテイストとの相性がとても良いです。

茎の本数はあまり多くない方が上品な見た目になるので、ジャパンディでは少ない本数がおすすめ

オリヅルラン

細く長い葉が放射状に伸びている葉が特徴のオリヅルラン濃い緑と薄い緑のコントラストがとても美しいです。

鮮やかな緑色をしていますが、全長は30㎝ほどとそこまで大きくないので、ジャパンディでも気軽に取り入れることができます。

リュウビンタイ

羽のように広がる葉の見た目がおしゃれなリュウビンタイ。シダ植物の一種で、特有のシックで落ち着いた雰囲気がジャパンティと相性抜群です。

個体や育て方によって背が高くなることもありますが、枝が細いのでそこまで主張がなく、使いやすいです。

フィカス バーガンディ

フィカスは近年の観葉植物ブームの代表格ともいえる人気の植物ですが、その中でもバーガンディは黒に近い葉の色が特徴的で、落ち着いた印象があります。

この落ち着いた風合いが、ジャパンディに飾る植物としても人気が高い理由です。

枝物

枝物は、どの種類もジャパンディとの相性が良いです。

枝をほどよい長さで切っているため、主張しすぎないボリュームがちょうどよく、部屋の雰囲気を邪魔することなく合わせられます。

枝物人気の火付け役でもあるドウダンツツジはもちろん、葉のないミツマタの枝もシンプルでジャパンディ向きだといえます。

ジャパンディと相性抜群な「TSUKIGIみつまた」

当サイトではミツマタの枝を使ったインテリア「TSUKIGIみつまた」を販売しています。

枝そのもののナチュラルホワイトの色合いをそのまま活かした天然のインテリアアイテムなので、もちろんジャパンディともよくマッチします。

また、細枝が複雑に重なり合う見た目が美しく、上品な風合いもあるため、ジャパンディの雰囲気をさらに高めてくれるアイテムでもあります。

ご興味のある方は、下記サイトをご覧ください。

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ジャパンディに植物を取り入れる際の注意点

植物を取り入れることでジャパンディの魅力をさらに引き出すことができますが、一方で飾る植物はどんなものでもいいわけではありません。

最後に、ジャパンディで植物を飾る際の注意点をご紹介します。

全体の配色に気を付ける

ニュートラルカラーが多いジャパンディでは、お部屋の中で植物の緑が大きなアクセントとなります。

アクセントを作ることで部屋にメリハリが生まれておしゃれに見えるという側面はありますが、一方で植物以外のアイテムで目立つ色合いのものを使用してしまうと、アクセントが渋滞してごちゃごちゃした見た目になってしまう可能性があります。

特にシンプルな配色が特徴のジャパンディでは、植物以外のインテリアは落ち着いた色合いで揃えましょう

余白を大切に

配色の考え方と同様で、植物の印象が強い上に、他のアイテムでも幅や高さのあるものを多く使用してしまうと、ジャパンディの洗練された雰囲気が崩れてしまいかねません。

余白を作ることはインテリアデザインを考える上で非常に重要ですが、ジャパンディでは特にこの余白を意識してみてください。

和と北欧のバランスを考える

ジャパンディでは和と北欧のバランスがとても重要です。一般的には和よりも北欧のアイテム数を多くして、和と北欧の比率を2:8、もしくは3:7程度にするのが良いと考えられています。

植物を飾る際もこのバランスは意識する必要があるので、飾る植物が日本由来か、海外由来かによって比率を調整してみましょう。

ジャパンディを素敵に魅せる“植物”

今回は大人気のインテリアスタイル「ジャパンディ」をさらに素敵に魅せるための植物の取り入れ方について解説しました。

ジャパンディに限らず、植物がインテリアに与える効果は大きく、近年その注目度はますます高まってきています

適切に植物をお部屋に取り入れ、素敵なインテリアをお楽しみいただけたらと思います。

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