自然が生み出す絶景には様々なものがありますが、1年のうちの春先1カ月ほどの期間限定で絶景を作り出す「ミツマタの群生地」をご存知でしょうか?

その神秘的な美しさから「森の妖精」と呼ばれることもあるミツマタの群生地には、どんな魅力があるのでしょうか?

本記事ではミツマタ群生地の魅力や特徴、さらにはおすすめの鑑賞スポットなどについてご紹介していきます。

目次

  1. ミツマタとは?
  2. ミツマタ群生地の魅力を紹介!
  3. 全国のミツマタ群生地おすすめ5選!
  4. ミツマタ群生地を楽しむポイントと注意点
  5. 春先はミツマタの群生地を見に行こう!

ミツマタとは?

ミツマタ(学名:Edgeworthia chrysantha)は、日本の山地や森林地帯に自生する落葉性の低木です。枝が3方向に分かれて伸びている見た目から「ミツマタ」という名前が付けられたと言われています。

原産国は中国と言われていますが、日本でも古くから親しまれている植物で、春に黄色の可愛らしい花を咲かせることから、春の訪れを象徴する植物として、歌集「万葉集」にも登場しているほどです。

また、ミツマタは様々な用途で活用することができ、枝の皮を漉いて和紙を作ったり、加工した枝をインテリアとして飾ったりといった方法で活用されています。

一般的にはあまり名前を聞かない植物ですが、実は様々なところでミツマタは活躍しています。

ミツマタ群生地の魅力を紹介!

ミツマタは山の中に群生地を作ることでも有名です。このミツマタが作る光景を一目見るために、わざわざ山道を通って群生地に足を運ぶ人はたくさんいます。

ここでは、ミツマタの群生地の魅力や特徴について解説していきます。

ミツマタ群生地の特徴

黄色く可愛らしい花を咲かせるミツマタは、数百本、数千本が密集することで素敵な光景を作り出します。

ミツマタの枝は細く繊細な形をしており、群生地を遠くから見るとミツマタの花が宙に浮いているような見た目になります。また、ミツマタの群生地の多くは山の中にあり、周りが背の高い木に囲まれているため、秘境のような印象も感じられます。

神秘的で幻想的な見た目が、ミツマタ群生地の特徴です。

ミツマタ群生地の開花時期

ミツマタの開花時期は品種や地域によって異なりますが、多くは3月から4月にかけて見ごろを迎えます。

群生地の魅力を最大限に楽しむためには、ミツマタが花を咲かせるタイミングに訪れるのが一番いいです。上記以外の時期に群生地を訪れても観賞としてはあまり楽しめないかもしれませんので、3月4月を狙って行ってみるようにしましょう。

ミツマタ群生地が観られる場所・地域

先述の通り、ミツマタ群生地は山地、森林地帯で多く観られます。

ミツマタは特定の地域にだけ分布するという植物ではなく、全国的に群生地が確認されています。小規模なものや認知度の低いものなら地元の地域でも観ることができるかもしれません。

群生地を観に行こうと考えている方は、自分の地域の近くに群生地があるかどうかを検索してみると、もしかしたらヒットするかもしれないので、試してみる価値ありです。

全国のミツマタ群生地おすすめ5選!

ここでは、全国で確認されている有名なミツマタ群生地5選をご紹介していきます。

多くの写真家自然愛好家が訪れている群生地なので、おすすめです。近くに住んでいるなら、ぜひ一度足を運んでみてください。

三重県津市

 

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ミツマタ群生地といったらここ!というくらい有名な群生地が、三重県津市の美杉町にあります。

今から約70年ほど前に多目的利用のためにミツマタの植林が行われましたが、その後大きな手を加えることなくどんどんと面積を拡大していき、今では約1.5ha(15,000㎡)まで広がっていると言われています。

見渡す限り広がるミツマタの群生地には、圧巻の迫力があります。

愛知県新城市

 

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愛知県東部にある新城市のミツマタ群生地は、広大な面積日当たりの良さが見どころです。

非常に広範囲にわたって群生地が広がっているため、近くで見ても遠くから見ても見ごたえがあります。近くに小さな川が流れている場所もあり、きれいな川と一緒に写真を撮れば映えること間違いなしです。

太陽の光に当たって黄金に輝く様子も素敵なのですが、15時ごろでは既に日陰になってしまっているので、時間には注意してください。

広島県安芸高田市

 

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安芸高田市にある虫居谷のミツマタ群生地は、愛知県新城市と同様近くに小川が流れていて、ミツマタと清らかな川との融合がとても美しい群生地です。

人口的に整備された歩道が一部あり、歩きやすさ、観賞のしやすさも魅力の1つ。アクセスも比較的良いので、近くに住まわれている方はぜひ一度訪れてみてください。

栃木県芳賀郡

栃木県芳賀郡に焼森山にあるミツマタ群生地も有名です。

ここでは約7,500本ものミツマタが群生地を形成していると言われており、他のエリアに劣らず迫力満点です。

また、歩道がしっかりと整備されているため、観賞の難易度もそこまで高くありません。群生地に入るためには山の保全協力金として300円を支払う必要があり、観光地として整備されている群生地であるともいえます。

京都府綾部市

 

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綾部市もミツマタ群生地がある地域として有名です。こちらは先ほどの栃木県焼森山と同様、歩道や景観がしっかりと整えられてる群生地となっています。

群生地を観るためには運営協力金200円が必要ですが、自然の景色を壊すことなく、絶妙に人の手が加えられ整えられた群生地は非常に美しく、写真好きの方が多く訪れる場所となっています。

こちらは 初めて群生地を観に行く方におすすめなエリアです。

ミツマタ群生地を楽しむポイントと注意点

ミツマタの群生地は山の中にあるため、快適に、安全に観賞するためにいくつか注意するべき点があります。

最後に、ミツマタ群生地の鑑賞を楽しむポイントや注意点について解説します。

快適な見学のための服装と持ち物

山の中を歩くことが多いので、服装は長袖長ズボンの動きやすいものがおすすめ。狭い道を歩く際に服が木の枝に引っかかってしまうことがあるため、破れにくく丈夫なものを選ぶと良いでしょう。

また、登山シューズほどの靴は用意しなくても大丈夫ですが、運動靴レインシューズなど、比較的動きやすくて汚れても良いものを選ぶと安心です。

それほど険しい山道ではないため、その他特別必要な持ち物はありませんが、急に雨が降ったり、気温が下がったりすることもあるので、雨具防寒具は持っておくことをおすすめします。

自然保護への配慮とマナー

ミツマタ群生地に限らずですが、自然保護への配慮とマナーは意識して守るようにしましょう。

不用意に枝に触れず自然を傷つけないようにすることや、ゴミを出したら持ち帰るなど、当たり前なことではありますが、絶景に見とれてしまっているときにはルールやマナーを忘れてしまうことがあるかもしれないので、一層注意して鑑賞するようにしてください。

春先はミツマタの群生地を見に行こう!

今回はミツマタ群生地の魅力や特徴、おすすめの鑑賞スポットなどについてご紹介しました。

和紙の原料として使ったり、生け花の花材として使ったり、ドライ加工してインテリアとして使ったりと、様々な楽しみ方があるミツマタですが、自然の中で形成された美しい群生地を鑑賞できるのも、みつまたの大きな魅力の1つです。

ぜひ一度観に行ってみてください。

また、当サイトではミツマタの枝を職人が丁寧に加工した商品「TSUKIGIみつまた」を販売しています。熊本県の高品質なミツマタを活用したインテリア商品となっているので、ご興味があれば、こちらも一度ご覧ください。

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