飲食店の開業や新店舗オープンは、人生の転機の一つとも言えるタイミングです。そんな新たな門出のお祝いとして、相手に喜ばれるギフトを贈りたいですよね。
しかし、何を贈ったら良いのか、贈ってはいけないものはあるのか、などと疑問に思われる方もいるのではないでしょうか。
開店祝いや開業祝いにはマナーや注意点などがあり、ギフトを選ぶ際にはそういったことにも注意しなければなりません。そこで今回は、飲食店の開店祝いにおけるマナーやおすすめの贈り物をご紹介します!
飲食店の開店祝いのマナーと注意点
では、飲食店の開店祝いを贈る上でのマナーと注意点を見ていきましょう。
代表的なものは以下の通りです。
- 開店祝いの相場
- 贈るタイミング
- のしやメッセージカードを付ける
- 遅れた場合は一言添える
- 現金を贈る場合のマナー
開店祝いの相場
開店祝いを選ぶ際に気になるポイントの一つが値段ですよね。高過ぎても相手に気を遣わせてしまいますし、逆に安過ぎても失礼になるのではないかと悩む方も多いです。
開店祝いにかける予算の相場は、贈る相手との関係性によって異なります。以下に目安となる予算をご紹介します。
贈る相手 | 金額 |
---|---|
友人 | 5,000~10,000円 |
取引先 | 10,000~30,000円 |
家族 | 20,000~50,000円 |
上の表はあくまで一例ですが、重要なのは多く渡せば良いというわけではないということです。場合によっては、相手に気を遣わせてしまったり、取引先に恩を売っていると思われたりすることも考えられます。
相手との関係性を考慮し、適切な予算でお祝いの気持ちを伝えましょう。
贈るタイミング
開店祝いを届けるタイミングは、準備や営業を妨げないように配慮することが大切です。特にオープン前後は準備や営業で忙しい場合が多いため、1週間ほど前までに届けるのが良いと言われています。
ただし、日持ちしない生花を贈る場合はオープン日の朝に届ける方が良いという例外があります。
また、開店祝いに大きなものを贈る場合は事前に連絡しておく必要があるので注意しましょう。
のしやメッセージカードを付ける
のしをかけることで、より丁寧な印象を与えることができます。のしだけでもお祝いの品の格式を高めることができますが、メッセージカードなどを付けることもおすすめです。
メッセージを考える際には、忌み言葉と呼ばれるものを使わないように気を付けましょう。「傾く」「赤」「火」などが代表的なものです。
遅れた場合は一言添える
オープン前後にお祝いを贈れないこともありますが、その場合は一言添えるのがマナーと言えるでしょう。
この時に、「御開店祝」だと場違いになってしまうことがあるので、時期によって「祈御発展」などとする方が望ましい場合もあることを知っておきましょう。
現金を贈る場合のマナー
当然ですが、現金をそのまま渡すのはマナーが良くないため、祝儀袋に入れて渡すのが一般的です。
お札については、折り目が付いたものではなくピン札が望ましいとされており、「死」や「苦」を連想させる4枚や9枚は避けた方が良いとされています。
飲食店の開店祝いにおすすめの贈り物
飲食店の開店祝いに贈るギフトとしておすすめのものをご紹介します。
- 花
- お茶・お菓子
- お酒
- 日用品・雑貨
- カタログギフト
花
開店したばかりのお店に花が並んでいるのを目にしたことがあるという方は多いのではないでしょうか。花を飾るとお店の見た目が華やかになり、特にオープン直後の入口に花がたくさん並んでいると人目を引くため集客に繋がる可能性もあります。
数が多くても華やかさが増すため、他の人と被っても心配がない贈りものです。開店祝いでは特に「幸せを呼ぶ」花として胡蝶蘭が好まれます。胡蝶蘭は香りや花粉も少ないため、食事にも影響を与えず、飲食店の開店祝いに贈る花としておすすめです。
お茶・お菓子
お茶やお菓子も喜ばれるギフトの一つです。お店での会議や商談の際にも活躍しますし、スタッフの休憩時のおやつにしてもらうこともできます。お菓子を贈る場合は、個包装になっているものや、長持ちするものを選ぶと良いでしょう。
また、冷蔵が必要なものを贈る際は、冷蔵庫に余裕があるかなどを確認すると良いでしょう。
お酒
お酒を扱うお店であれば、開店祝いとしてお酒を贈るのも良いでしょう。お店で使っているブランドのお酒であれば、商品として出すことができるためとても喜ばれます。
また、開店前のイベントなどがある場合にもお祝いのお酒は活躍します。飲み終わった後に飾れるようなデザインのものもおすすめです。
日用品・雑貨
開店前後は様々な出費が重なるため、お店の備品として使える日用品や雑貨も喜ばれます。
ここで大切なのは、お店のコンセプトや雰囲気に合うものを贈ることです。事前にお店についての情報をしっかりリサーチしておき、お店に合うものを選びましょう。
もし分からない場合は、本人に直接何か必要なものはないかを確認すると安心です。
カタログギフト
開店祝いを贈る相手の欲しいものが分からない時は、カタログギフトを贈るのもおすすめです。
カタログギフトであれば、受け取った相手がカタログの中から欲しいものを選択することができるので、必要のないものや好みでないものを贈ってしまう心配がなく、喜ばれやすいです。
飲食店の開店祝いに贈ってはいけないもの
飲食店の開店祝いに贈るものとして適切ではないものもあるので注意が必要です。
以下のような物が代表的です。
- 火や赤に関連するもの
- マット・スリッパ
- 刃物
- 香りの強い花
- 時計
火や赤に関連するもの
火や赤に関連するものは「火事」や「赤字」を連想させるため、開店祝いには向かないと言われています。赤色の花やライター、灰皿などが代表例です。
お店に置けるおしゃれなインテリアとして、キャンドルなどを検討する方もいますが、こちらも火を連想させるため避けた方が良いでしょう。
マット・スリッパ
マットやスリッパなどは実用的なものですが、「踏みつける」イメージがあるため、開店祝いには不向きと言えるでしょう。
知らずに贈ってしまうと失礼になる場合があるため、注意しましょう。
刃物
刃物には「断つ」というイメージがあるため、これから新たな門出を祝うというシチュエーションではふさわしくないものと言えます。
飲食店においては、商売道具の一つでもあるので、どのお店でも既に用意されている場合がほとんどで、あまり必要とされないという理由もあります。
香りの強い花
冒頭で開店祝いのおすすめとしてご紹介した花ですが、香りが強すぎるものには注意が必要です。
香りが強すぎると、料理の味にも影響を与えてしまうため、特に飲食店に贈る開店祝いにおいては気を付けなければなりません。
時計
時計も実用的と思われがちですが、飲食店の中には時間を気にせず食事や会話を楽しんでほしいというお店もあるため、開店祝いとしては避けた方が無難です。
また、お店の雰囲気にマッチする時計を選ぶことが難しいことも、開店祝いに適さない理由の一つです。
TSUKIGIみつまたなら開店祝いにも◎
今回は、飲食店の開店祝いについてのマナーや注意点、おすすめの贈り物についてご紹介しました。新たな門出を祝う開店祝いには、気を付けるべきポイントがたくさんあるということがご理解いただけたのではないでしょうか。
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