“日本の古今伝統文化を世界へ”をコンセプトとした「侍う-SABURAU-」。
「侍」をテーマに伝統文化と現代アーティストたちがコラボレーションをして、言葉や文化の壁を越えて人や国、そして心を繋げるプロジェクトです。
今回TSUKIGI和紙が平野耕太氏の「ドリフターズ」の原画印刷用紙として活用されました。また、個展会場に「TSUKIGIみつまた」が、ホワイトインテリアとして、装飾されました。
平野耕太氏プロフィール
1973年7月14日生まれ。東京都足立区出身。漫画家、愛称はヒラコー。
学生時代から漫画を描き続け、高校・専門学校(東京デザイナー学院アニメーション学科)で漫画研究会に所属。専門学校在学中にCOMICパピポ(フランス書院)から『COYOTE』でデビューを果たしました。
アメリカンコミックにも通ずる陰影や構図、大げさな台詞回しが特徴で、国内のみならず、海外にも熱狂的なファンを抱えています。
平野耕太氏作品リスト
- 『進め!!聖学電脳研究部』
- 『HELLSING』
- 『ドリフターズ』
- 『以下略』
など、多数の作品を生み出しています。
侍う-SABURAU-プロジェクト
イタリアにおいて「侍」をテーマにした、日本の伝統文化と現代アーティストたちがコラボレーションする侍う-SABURAU-プロジェクトが2018年立ち上がりました。
武士道の精神や侍の生き方を知ってもらい、世界中の人と繋がり合うこと、日本文化に興味を持ってもらうことが目的。イタリア・トリノ、ヴェネツィアで開催されたSumuraiExpo「侍う-SABURAU-inITALY」では延べ6000人の来場者を迎え、大盛況で終了しました。
このイベントを皮切りに、各地での開催を予定しています。
兵法タイ捨流(ヒョウホウタイシャリュウ)
侍う-SABURAU-プロジェクトを行う実行委員会は、兵法タイ捨流龍泉館を中心とするメンバーで構成されています。
今から約450年前の戦国時代(1467-1590)に相良藩(現在の熊本県球磨郡錦町)で生まれた剣術「タイ捨流」。「タイ」という言葉には、「体」「待」「対」「退」など多くの漢字が当てはまります。
「体」を使うこと、「待つ」こと、「対峙」すること、「退がる」ことを捨てる、つまり、考えずに動ける自然体という意味が込められています。
ドリフターズ
少年画報社「ヤングキングアワーズ」にて2009年6月号より連載されている人気漫画。
1600年の関ヶ原の戦いで、敵陣にがむしゃらに突っ込んでいった島津豊久。奇妙な通路を通って「異世界」に飛ばされた先で、出会ったのはすでに死んでいるはずの織田信長と那須与一でした。
時代を超えて、次々に集結する歴史上の英雄たちが繰り広げる戦国サムライファンタジーです。
和紙の可能性 槻木和紙×ポップカルチャー
タイ捨流の発祥の地でもある、熊本県球磨郡にて開催された「和紙の可能性 槻木和紙×ポップカルチャー」。会期中には、オーストリア、ブルガリア、韓国から兵法タイ捨流門下の人も来日し、日本文化に触れていただきました。
- 場所/古代の風 黒の蔵(多良木町埋蔵文化財等センター)
- 期間/2020年2月4日(火)~3月1日(日)
- 主催/多良木町教育委員会 侍う実行委員会
日本の伝統文化とサブカルチャー
いまや、日本の誇るべき文化とも呼べる漫画やアニメなどのポップカルチャー。1000年以上の歴史の詰まった和紙とのコラボレーションで化学反応が生まれています。
多くの人に日本を知っていただくきっかけに、携われたことを嬉しく思います。なめらかで味のある和紙とどんなインテリアにもぴったりなみつまた。ぜひ、お部屋にプラスしてみてください。
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